■クレジットカードが作れない?信用情報のブラック記録

クレジットカードの審査に落ちる要因に、ブラックがあります。
ブラックは個人信用情報機関に金融事故の履歴がある状態を指します。

個人信用情報機関とは、個人の情報を管理している機関になります。
個人信用情報は必要に応じて、金融機関やクレジットカード会社が閲覧できるようになっています。
クレジットカードに申込みがされたら、個人信用情報機関に問い合わせをしてその人の情報を確認するといった感じです。

個人信用情報機関には、名前、住所、生年月日、電話番号、勤務先などの、基本的な情報が掲載されています。
これを申込用紙と照らし合わせ本人であるか、相違するところはないかが確認されます。
そして個人信用情報機関には、これまでの金融商品の使い方も掲載されています。
クレジットカードの申込、契約、解約などのほか、利用金額、支払い状況なども見ることができます。
この金融商品の使い方に、問題がある人がブラックと呼ばれている人です。

ブラックとなる金融事故

・延滞や滞納
2か月以上支払いが遅れると、個人信用情報にキズが付く状態になります。
クレジットカードは毎月支払い日が決まっており、それを承諾したうえで申込み・契約を行っています。
決まりを守らない人はクレジットカード会社としては、迷惑極まりないです。
ブラックとなり、クレジットカードの新規発行は難しくなります。

・債務整理や自己破産
支払い金額を減額する債務整理や、これまでの借金をチャラにする自己破産は、クレジットカード会社としてはありがたくないブラックです。
返してもらうべきものが返ってこないことになるわけですから、クレジットカード会社としては大きな損失となってしまいます。
このような顧客とは縁を切りたいですし、かかわりたくはないと思うのが当然でしょう。

・多重申込
クレジットカードを短期間に複数枚申込をすると、多重申込ブラックとみなされてしまいます。
多重申込はお金に困っている状態と判断されます。
お金を作るためにクレジットカードをたくさん作ろうとしているのではないか、と思われてしまうのです。
お金に困っているとクレジットカードの返済はできませんし、自己破産などをされてしまう可能性もあります。
そのためクレジットカードの新規発行は、難しくなってしまいます。

以上のような金融事故が個人信用情報機関に掲載されていると、ブラックとして扱われます。
クレジットカードの新規発行は、あきらめた方が良いかもしれません。

■クレジットカードブラックが掲載される信用情報機関は

クレジットカードに申込みをしても、ブラックだと審査に落ちる確率が高くなります。
ほぼ審査落ちすると思っても良いくらいです。
金融事故を起こすとブラックとなるわけですが、ブラック情報が掲載さる個人信用情報機関は主に3つあります。
どの金融機関も、いずれかの個人信用情報機関に加盟をしています。
クレジットカードに申込みがされると、加盟している個人信用情報機関に問い合わせがされます。

・CIC(シーアイシー)
クレジットカード会社や信販会社が、主に加盟している個人信用情報機関です。

・JICC(ジェイアイシーシー)
消費者金融や信販会社が主に加盟している個人信用情報機関です。
キャッシンの利用履歴は、JICCに記録されることが多いです。

・全国銀行個人信用情報センター
銀行や信用金庫などが主に加盟している個人信用情報機関です。

クレジットカード会社のほとんどはCICに加盟していますので、申込をするとだいたいCICにが開示され審査されます。

またクレジットカードの利用状況も、それぞれ加盟している個人信用情報機関に記録されていくことになります。
クレジットカードで金融事故を起こすと、CICにブラック情報が掲載されることになりますね。
それなら消費者金融の利用で金融事故を起こした場合、クレジットカード審査には影響しないのではないか?と思った人もいるのではないでしょうか。
クレジットカードの審査はCICの信用情報で審査がされるなら、JICCにブラック情報があっても問題ないのではないか?となるためです。

しかしそううまく行かないのが、クレジットカードの審査です。
個人信用情報機関は互いに情報を共有しており、JICCのブラック情報があればCICを開示しえもブラックであるとわかるシステムになっているのです。
ブラックにクレジットカードを発行してしまうと、クレジットカード会社にとってはマイナスとなることが多いです。
貸し倒れリスクを減らすために個人信用情報機関では協力をして、ブラックとなる金融事故情報だけは共有しているんですね。
なので消費者金融でブラックになっても、クレジットカード審査は大丈夫…ということはないのです。

どこの個人信用情報機かであっても、ブラック情報が記載されてしまうとクレジットカードの審査に影響すると言えます。
クレジットカードだけでなくローンやキャッシングなど、すべての金融商品でブラックとならないように注意をしましょう。

■信用情報のクレジットカードブラック情報は消える?

個人信用情報機関に掲載されたブラック情報は、一生残るものではありません。
ブラックになってしまったら、一生クレジットカードが発行できない…というわけではないのです。

・遅延や延滞によるブラック
約5年間ブラック情報として残ります。

・多重申込によるブラック
申込をした日から6ヶ月間、ブラックとなります。

・任意整理によるブラック
3年以上はブラックになるとされています。

・民事再生によるブラック
7年間から10年間はブラックとなってしまいます。

・自己破産によるブラック
10年とされていますが、場合によってはそれ以上ブラックとなることもあります。

個人信用情報機関により掲載期間が異なる場合もあるようですが、結構長い間ブラックであり続けなければなりません。
10年間もクレジットカードを発行できないかもしれなく、ブラックは金融商品の利用に大きな影響を与えると言えます。

比較的軽いブラックと言えるのが、多重申込でしょう。
クレジットカードの申込履歴は、6ヶ月経過すると個人信用情報から消える仕組みになっています。
6ヶ月経過すれば過去に申込みをしたことはわかりませんので、クレジットカードの審査には影響を与えません。

ブラック期間が長いのは、自己破産によるブラックです。
自己破産は借金がチャラになりますので、クレジットカード会社は全く返済をしてもらえないことになります。
利用残高が高ければ高いほど、クレジットカード会社の損失は大きくなってしまいます。
クレジットカード会社としては最も嫌なブラックとなってしまいますので、その分ペナルティも大きいということなのです。
借金をしても自己破産をすれば良いと安易に考える人もいるようですが、今後の生活に影響を与えることは必須です。
クレジットカードやローンも使えずすべて現金で処理をしなければならず、不都合を感じることは出てくるかと思われます。
自己破産をしないように、クレジットカードなどの金融商品を使うことが大切となるでしょう。

勘違いする人が多いのですが、ブラックでなくなるのは金融事故を起こしてから5年間、10年間というわけではありません。
ブラックとなる金融事故を解消してから、5年間、10年間となります。
滞納をしてから5年間ずっと支払いをしておらず、やっと完済をしたとします。
完済をした日から5年間ブラック情報が残ることになりますので、合計10年間ブラックであることになりますね。
金融事故を起こしたら、なるべく早く解消するようにしましょう。

■クレジットカード未使用でも信用情報にブラック情報?

近年は若い世代のブラックが増えているそうです。
クレジットカードやローンなどを使ってない若者も、個人信用情報にブラック情報が掲載されているのだとか。
どのような理由で、ブラックとなっているのか気になりますね。

若い世代がブラックなる理由は、携帯電話料金の未払いです。
以前は携帯電話料金の支払い状況は、個人信用情報機関には掲載されていませんでした。
しかし高額なスマートフォンが登場したことにより、携帯電話料金に電話機本体の料金が含まれるようになりました。
スマートフォンを割賦契約で支払いをしていることになり、利用状況が個人信用情報機関に記録されるようになったのです。
よって携帯電話料金を滞納すると、個人信用情報に金融事故として記録されることになりました。

若い世代は新しい機種が出ると、すぐに機種変更をしてしまうケースが多いです。
これまでの機種代金の支払いが完了していないのに、また新しい割賦契約をすることになります。
また携帯電話の利用金額も高く、毎月の支払い料金が1万円以上になることも珍しくはありません。
若い世代には大きな負担となってしまい、支払いが滞ってしまうケースが続出しているのです。
その結果個人信用情報にキズが付き、ブラックになってしまう若者が増えたということなのです。
あまりに携帯電話料金の未払いによるブラックが増えたため、国が注意を喚起しているくらいです。

携帯電話料金の未払いでブラックになることを知らず、クレジットカードに申込みをして審査に落ちるケースも多いようです。
若い世代はクレジットカード審査は比較的通りやすいのですが、携帯電話料金の未払いのために審査落ちしてしまうのはもったいないですね。

クレジットカードを使っていないから、ブラックになるはずはない!という理論は間違いということになります。
今では携帯電話を持っていない人はほとんどいませんし、スマートフォンを使っている方も多いです。
携帯電話料金の未払いをしないように、気を付けるようにしましょう。
もし支払いが遅れてしまったら、個人信用情報に影響が出ないようなるべく早く支払いを済ませるようにしてください。
2か月、3か月と遅れなければ、ブラックを避けることができます。

現在はクレジットカードがないと不便な場面も多々あり、ブラックのためクレジットカードが発行できないともどかしい思いをするのではないでしょうか。
若いうちから個人信用情報にキズを付けるないようにしてくださいね。

■クレジットカード審査落ちは間違ったブラック信用情報

金融事故を起こした記憶はないのに、クレジットカード審査に落ちてしまう…ということがあります。
おかしいと思い自分の個人信用情報を開示したら、間違ったブラック情報が掲載されていたというケースもあるようです。
稀なケースではあると思われますが、間違いでブラックとなってしまうこともあるのです。

実際に合ったケース

・携帯電話会社のミス
携帯電話料金をきちんと支払っているにもかかわらず、個人信用情報機関に未払いと登録していたケースがあります。
システムの不具合ということですが、きちんと支払っているのにブラックになっているのは納得いきませんね。
未払いとされたのは63,000件ほどで、そのうちの16,000件で照会された記録があるのだそうです。
身に覚えのないブラック情報で、クレジットカードやローンの審査に落とされていた人がいたことになるでしょう。
おかげで人生が狂った…というケースもあるのではないでしょうか。
間違いが発覚してからは個人信用情報機関に訂正した情報が登録されたということですが、自分の個人信用情報は大丈夫なのか気になりますね。

・クレジットカード会社のミス
クレジットカードでも、過去には個人信用情報機関に誤った情報が掲載されたケースがありました。
この時は信頼度の高い老舗クレジットカード会社だったので、衝撃的でした。
近年クレジットカード会社による登録ミスは耳にしませんが、忘れた頃にあるかもしれないので油断は禁物です。

・同姓同名のケース
同姓同名の人の情報が、間違って個人信用情報に登録されるケースがあったとのことです。
ブラックになるようなことはしていないのにおかしいと思ったら、同姓同名の人は金融事故を起こしていたということです。
間違われた方が全く迷惑な話ですね。
ただ同姓同名だけでは、間違いは起こりにくいです。
姓名だけでなく、生年月日も同じだったために、間違った情報が登録されてしまったようです。

個人信用情報機関に間違ったブラック情報が掲載されている場合は、訂正をしてもらうことができます。
確かに金融事故を起こしたブラックはどんなことをしてもブラック情報が訂正されることはありませんが、調査をして間違いだと認められれば正しい情報にしてもらえるのです。

もしかしたらあなたも、間違ったブラック情報が掲載されているせいでクレジットカード審査に落ちるのかもしれません。
おかしいな?!と思ったら、自分の個人信用情報を開示し確認してみると良いでしょう。